もっと楽しむ歌舞伎35期開講。「100回を祝う会」も行いました!

もっと楽しむ歌舞伎【35期】がスタート。
コロナ禍でこれまで人数を制限し、AとB、2回に分けていた講座を今後は1回にしての開講です。

現在、Ginza楽学倶楽部のフロアを改装中のため、7月の1回目は「銀座キャピタルホテル<茜>」の宴会場にて行いました。
今期もたくさんの方にご参加いただいています

今回は歌舞伎と一般の舞台演劇とのお稽古について、進行スケジュールの違いからお話が進みます。一般演劇の場合は、制作面で指揮をとる 演出家の“世界観”が重要。役の解釈も演出家がするため、まず本読み・読み合わせ*から始まり、約1ヶ月~1ヶ月半ぐらいお稽古が行われます。

一方、歌舞伎は役者さんには自主トレーニングをしてきてもらうのが基本。稽古場ではすり合わせをするというのが慣例で新作や復活狂言など、あまり馴染みのない作品の場合は読み合わせをすることもあるけれど、通常はいきなり立ち稽古から始まり、三味線など音楽が入った状態でのお稽古が行われ、これが長くて1週間、短いときはなんとたったの3日間!これが古典芸能の強みですね。

ちなみに、歌舞伎には「三日御定法(みっかごじょうほう)」という約束事があり、初日が開いてから三日間は衣装やかつら、立ち回りの段取りなどなど変更を加えていくことができます。そのため、この期間は全てのスタッフが劇場に待機をしているのだそう。このルールができたのは、昔の歌舞伎興行で最初の数日が公開舞台稽古だったことに由来します。さらに、黒子に科白(せりふ)を教えてもらうのも3日間はOK!

……もし聞こえても、聞こえないふりをしてくださいとのことでした(笑)。

ということで、

第一部「通し狂言 當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)」

第二部「夏祭浪花鑑」「雪月花三景」

第三部「風の谷のナウシカ」

それぞれの見どころをたっぷり伺い、今回もあっという間に2時間が終了!

講座が終わったあとは同ホテル<萌木>レストラン・MOEGI KURIYAにて有志による「100回を祝う会」も行われました。

カンパーイ、おめでとうございます!!

もっと楽しむ歌舞伎講座は通常終了時刻がPM9時と遅いため、過去一度もこのような会を行ったことはありません。今回はホテルでの講座開催ということもあり、約1時間だけでしたが今井先生を囲んで100回記念のお祝いを実施することができました。

自己紹介タイムでは、長年通っていてもあまりお話をしたことがない人同士が親睦を深めることもできたようで「またこういう会をやってほしい」「楽しかった」との嬉しいお声も。

七月大歌舞伎は残念ながら、新型コロナ感染者急増の影響で千穐楽を待たずに7月23日(土)以降の全公演が中止となってしまいました。 しかし、第三部『風の谷のナウシカ 上の巻―白き魔女の戦記―』は、千穐楽公演が行われる予定だった7月29日(金)より、7月12日・13日公演を収録した映像を使って配信されることが決定!

見逃した方はぜひこちらもチェックしてみてください。

(アーカイブ配信は8月7日(日) 23:59まで)

*本読みはその作品を書いた作者が出来上がった台本を役者たちに読んで聞かせること。読み合わせはそれぞれの役者が台本の自分の  役の部分を声に出して読み合わせること。

(写真と文 H・M)

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