A15  作者と劇評家のコトバで読み解く 歌舞伎のセカイ 

 第9回「作者編」
人形浄瑠璃・歌舞伎の土台をつくった巨人『近松門左衛門』Vol.3
  2024年3月11日㈪ 開講決定!

★近松の企画は3回連続シリーズ。今回はその集大成となる3回目(最終回)!
★今回が初めてという方も、文楽や歌舞伎になじみがない方でも、十分楽しめます!
★会場は神楽坂の赤城神社。お仕事帰りの方も、散策を楽しみたい方も、奮ってご参加ください!

2023年6月より3回連続で「近松門左衛門」を取り上げる本講座。今回は3回目の最終回です。

1回目は木ノ下裕一さんの回。前半では近松の生涯をたどり、近松作品の幅広さ、深さの秘密を解き明かしました。

2回目は田中綾乃さんの回。近松最初の世話浄瑠璃となった『曽根崎心中』(1703)は近松本人のみならず、演劇界にとってもエポックメイキングな作品でした。江戸時代に上演頻度が少なかったのはなぜかという木ノ下さんの考察のあと、『曽根崎心中』を田中さんが深掘りをしていきました。

3回目は「近松門左衛門」シリーズの集大成として、木ノ下さんが近松について「世話物」を中心に総括をしていきます。近松は一生で24編の世話物を書いていますが、果たしてどのような取り上げ方をするのか?楽しみですね。

2023年は近松の生誕370年、2024年は300年忌にあたります。
近松は、神様の話であった古浄瑠璃を人間ドラマに仕立てたパイオニア。まさに「歌舞伎のセカイ」に燦然と輝く巨人である「近松」を、この機会にもっと理解を深めてみませんか?
近松作品を多角的に学ぶと、今後の歌舞伎・文楽観劇もグッと面白くなりますよ!


●日 時:2024年3月11日(月) 18:30~20:30
●会 場:赤城神社 参集殿(あかぎホール)
      *所在地:新宿区赤城元町1-10
       *アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1b出口から徒歩1分
             都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」A3出口から徒歩8分
●受講料:4,500円
●定 員:80人 ※変更する場合があります
●登 壇:木ノ下裕一 [木ノ下歌舞伎主宰]/田中綾乃 [三重大学准教授・演劇評論家]

※注1)前回と会場(場所)、開催曜日が変わっていますのでご注意ください
※注2)お申込み・お問い合せは、Lets-graceのホームページ問い合わせフォーム
    https://lets-grace.com/contact から
      メールでのお問合せ:外山事務所  letsnextsotoyama@gmail.com
※注3)講座名「A15」・お名前・ご連絡先電話番号・メールアドレスを明記してお申し込みください。

過去の講座
第1回 2021年10月16日 作者編  東海道四谷怪談から探る「鶴屋南北」
第2回 2022年 2月27日 劇評家編 『熊谷陣屋』の奥深い魅力
第3回 2022年 4月17日 作者編  浄瑠璃三大傑作の中心的作者「並木宗輔」を深掘る
第4回 2022年 7月17日 劇評家編 『寺子屋』で探る松王丸と源蔵の苦悩
第5回 2022年10月16日 作者編  知らざあ言って聞かせやしょう!「河竹黙阿弥」!
第6回 2023年 3月19日 劇評家編 戦後の歌舞伎劇評家の第一人者! 「戸板康二」
第7回 2023年 6月19日 作者編  人形浄瑠璃・歌舞伎の土台をつくった巨人「近松門左衛門」Vol.1 
第8回 2023年12月7日 劇評家編  人形浄瑠璃・歌舞伎の土台をつくった巨人「近松門左衛門」Vol.2 

木ノ下 裕一 

kinoshita yuuichi

1985年和歌山市生まれ、2006年、京都造形芸術大学 在学中に古典演目上演の補綴・監修を自ら行う木ノ下 歌舞伎を旗揚げ。代表作に「三人吉三」「娘道成寺」「義経千本桜-渡海屋・大物浦一」など。NHKラジオ 「おしゃべりな古典教室」も評判。

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田中 綾乃 

tanaka ayano

名古屋市生まれ。カントの哲学・美学研究を行う一方、 長年の観劇経験から演劇批評に携わる。現代演劇の批評を中心に、歌舞伎や文楽の演目解説をはじめ、新聞・ 雑誌などでの劇評執筆多数。

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