「紅白かまぼこの飾り切りワークショップ」で食材を知り、丁寧に作る喜びを堪能

11月30日に広尾にあるビンテージハウスTHE SCHRECK HOUSE(シュレックハウス)で、お正月準備にぴったりの「かまぼこの飾り切りワークショップ」が開催されました。

格調高い室内で美しい飾り切りを楽しむ2時間半

講師はフルーツカッティングデザイナーのHITME先生です。HITME先生は箱根を拠点にフルーツカッティングスクール「フルーティーデコラ」を主宰し、少しの技でドラマチックに食卓が変わる楽しさを伝えています。

会場のシュレックハウスは築60年以上の歴史があり、和と洋が美しく調和した建物です。大きな窓から見晴らしの良い庭が眼前に広がり、解放感ある上質な空間になっています。

松やしだれ桜の古木も見応えあるシュレックハウス

参加者10人の皆さんの席には道具と食材、そして黒い梅盆が整然と並べられ、深みある色合いのフラワーアレンジメントが優雅な雰囲気を添えています。

生姜のお茶で体を温め一息入れたら、まずは食材を知ることからスタートしました。かまぼこはなぜ板に乗っているのか。なぜ小田原はかまぼこの名産地なのか。身近な食材でも知らないことばかりです。HITME先生の話に引き込まれ、一気にかまぼこへの親しみが増しました。

かまぼこやナイフの豆知識など話題が尽きません

さあ、いよいよかまぼこを切っていきます。作るのは「手綱」「結び」「末広」「薔薇」「蘭」「老松(孔雀)」の6種類です。HITME先生の実演交えたレクチャーの後、各々挑戦していきます。細かい手仕事に全員が没頭、すごい集中力。HITME先生がテーブルを回って一人一人の様子を見ながら和やかに進めていきました。

皆さん夢中!HITME先生の丁寧なレッスン

弾力があり切りにくいかまぼこをカットするコツなど丁寧なアドバイスがあり、初めての方も美しい飾り切りを次々にこなしていました。一つ作るたびに梅盆に乗せ、さらに市松模様のリンゴ、竹キュウリも作ります。キュウリの緑色が入ると、梅盆の上の彩りが一気に引き締まりました。華やかな一皿を手ずから仕上げた喜びが、心の中に広がります。

美しく仕上がったかまぼこの飾り切り

その後は一人ずつ映えスポットで記念撮影、そしてティータイムに。飾り切りしたかまぼこに、お好みで透明色の醤油やオリーブオイルを添えて、スパークリングアップルジュースと共にお洒落な味わいを楽しみました。飾り切りは美しいだけではなく、口の中でほどける食感がまた美味しいのです。

縁起の良い「箱根山龍神あんぱん」も提供され、集中して心地良く疲れた後の甘味は格別でした。

参加者からは「初めてで不安だったけれど上手にできた」「今度はフルーツカッティングもしてみたい」などの声が寄せられ、皆さんの素敵な笑顔を集合写真に収めて楽しい時間はお開きになりました。HITME先生の技とおもてなしに心満たされたひとときでした。もうすぐお正月。このワークショップの体験で、より美しい食卓を楽しまれますように!

(文 TK)

シュレックハウスの心地良い庭で、笑顔の集合写真)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です