作者と劇評家のコトバで読み解く 歌舞伎のセカイ
第14回『義経千本桜』より「すし屋」開催決定!
2025年9月7日(日)
田中綾乃さん、木ノ下裕一さん、お二人の講師それぞれの視点で作品を捉えることができる講座も第14回目。
常にわかりやすい言葉で皆さんを歌舞伎のセカイにいざなってくれる田中綾乃さんと木ノ下裕一さん。深い知識と実践に裏付けられたトークは聞けば聞くほどおもしろく、私たちに今まで気づかなかった歌舞伎の魅力、深い見方を教えてくれます。
今回のテーマは「すし屋」です。「すし屋」は、三大名作「義経千本桜」の中の三段目にあたります。「すし屋」に出てくる魅力的なキャラクター権太は、お家による演じ方の違いで、何が違って見えるでしょうか。解釈の違いによって、ガラリと風景も背景も違って見えてきそうです。
9月に歌舞伎座では「義経千本桜」が通し上演されます。木ノ下流の歌舞伎の見方と田中流の洞察で、名作をより楽しみましょう!
予習にも復習にもピッタリのこのタイミング。どうぞお見逃しなく!
■日時:2025年9月7日㈰ 14:00~16:00 ※開場:13:30~
■会場:赤城神社 参集殿(あかぎホール) ※東京・神楽坂
■登壇:田中綾乃(三重大学准教授演劇評論家)、木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
■受講料:5,000円
■定員:80名
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第13回の詳細レポートはコチラ(Ginza楽学倶楽部のオフィシャルレポーターによるものです)


過去の講座
第1回 2021年10月16日 作者編 東海道四谷怪談から探る「鶴屋南北」
第2回 2022年 2月27日 劇評家編 『熊谷陣屋』の奥深い魅力
第3回 2022年 4月17日 作者編 浄瑠璃三大傑作の中心的作者「並木宗輔」を深掘る
第4回 2022年 7月17日 劇評家編 『寺子屋』で探る松王丸と源蔵の苦悩
第5回 2022年10月16日 作者編 知らざあ言って聞かせやしょう!「河竹黙阿弥」!
第6回 2023年 3月19日 劇評家編 戦後の歌舞伎劇評家の第一人者! 「戸板康二」
第7回 2023年 6月19日 作者編 人形浄瑠璃・歌舞伎の土台をつくった巨人「近松門左衛門」Vol.1
第8回 2023年12月7日 劇評家編 人形浄瑠璃・歌舞伎の土台をつくった巨人「近松門左衛門」Vol.2
第9回 2024年 3月11日 作家編 人形浄瑠璃・歌舞伎の土台をつくった巨人「近松門左衛門」Vol.3
第10回 2024年6月23日 スペシャル版 「三人吉三廓初買」
第11回 2024年12月15日 「仮名手本忠臣蔵」
第12回 2025年2月22日 「仮名手本忠臣蔵」Vol. 2
第13回 2025年5月11日 「勧進帳」
木ノ下 裕一
kinoshita yuuichi
1985年和歌山市生まれ、2006年、京都造形芸術大学 在学中に古典演目上演の補綴・監修を自ら行う木ノ下 歌舞伎を旗揚げ。代表作に「三人吉三」「娘道成寺」「義経千本桜-渡海屋・大物浦一」など。NHKラジオ 「おしゃべりな古典教室」も評判。2024年は上演時間5時間超えの「三人吉三廓初買」が話題に。まつもと市民芸術館の芸術監督団団長としても活躍。

田中 綾乃
tanaka ayano
名古屋市生まれ。カントの哲学・美学研究を行う一方、 長年の観劇経験から演劇批評に携わる。現代演劇の批評を中心に、歌舞伎や文楽の演目解説をはじめ、新聞・ 雑誌などでの劇評執筆多数。
