歌舞伎初心者にもやさしい♪
A11「女性視点で読み直す歌舞伎ビギナーズガイド」【第32弾】

女性の優しくも鋭い視点で歌舞伎を鑑賞する人気シリーズ。注目の若手や推し俳優について、参加者が意見交換できる楽しい時間です。

 ①1/14(金)は「一條大蔵譚」。
平清盛から愛妾・常盤御前(ときわごぜん)を下げ渡され夫となった一條大蔵卿長成(ながなり)の物語。亡くなった中村吉右衛門丈の当たり役の一つでもあります。「阿呆」と評判の長成は、他人の愛人を押しつけられて憤るでもなく、好きな能・狂言の見物にうつつを抜かす毎日。しかし、大蔵卿にも常盤御前にも、胸の中にはまた異なる炎が燃えていました。「ハムレット」と比べて論ぜられることもある名作です。

②2/4(金)は「渡海屋・大物浦」。
「義経千本桜」という長編の中で、源氏の義経と、平家の知盛が真正面から対峙する「渡海屋・大物浦」。猛将平知盛の豪快な最期をクライマックスとし、「碇知盛」の愛称で呼ばれるこの作品を通し、敗れてなお語り継がれる平家の物語に対する観客の共感ポイントを探っていきます。

③3/4(金)はコクーン歌舞伎「天日坊」。
宮藤官九郎脚本、串田和美演出・美術のコクーン歌舞伎「天日坊」は、「八代将軍徳川吉宗の御落胤」と名乗って当時の巷を騒がせた山伏天一坊の事件に取材した歌舞伎「天一坊」を145年ぶりに現代に蘇らせた新作歌舞伎で、初演時はドストエフスキーの「罪と罰」を彷彿とさせる人間心理に迫る解釈が新鮮でした。さらなる進化を遂げるであろう再演舞台を振り返ります。
●開講日:①1/14(金)②2/4(金)③3/4(金)
●時間:13:30~15:30
●受講料:10,000円(全3回) ※1回3,800円
●定員:10人
●講師:仲野マリ


※単発、シリーズ、養成系など講座ごとに費用が異なります。

仲野 マリ 

nakano mari

映画プロデューサーだった父(仲野和正)の影響で映画や舞台の制作に興味を持ち、現在は歌舞伎、ス
トレートプレイ、ミュージカル、バレエなど、年120本以上の舞台を観劇。本講座がベースの書籍「恋と歌舞伎と女の事情」上梓(2017年、東海教育研究所刊)

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